学校週5日制の月2回の拡大実施をきっかけに平成7年に開校しました。年間を通して農作業に親しみ「自分の食べるものを、種や苗から、自らの手でつくって食べてみる」ことを通じて、子どもたちに生活や生命など人間の基本を考えてもらうきっかけになればと考えています。
戦後の文明のめざましい発展と共に生活様式や文化がとめどなく変化してきた結果、子ども達の成長の過程で土から限りなく離れ、現在の教育や生活では欠如してしまった土から学ぶという経験が、子ども達が抱えている現在のさまざまな問題を引き起こしているという側面があるのではないでしょうか。田畑は、真の育みの場であり、いやしの場でもあります。土に触れることを通じて「生きる力」を育んでくれればと考えています。